上司

お中元を贈ったので、ご丁寧にお礼のお電話がありました。
品格のある優しい語り口の "私だけ" の上司・・・。
お話してるうちに、胸に込み上げてくる熱いものを
感じてきて・・・。悟られないように精一杯、虚勢を
張って私は元気である事を告げました・・・。

個人的に「会いたい」という一言だけは、どうしても
言えません。何故かわからないけど、軽々しく口にし
てはいけないような気がして・・・泣。





柔肌の熱き血潮に触れもみで寂しからずや道を説く君
                  〜 与謝野晶子

注釈/ 
私の思慕に気づく事なく、ましてや私の本心の深いところで
求めてやまない血がたぎるような熱情にも一切、触れる
でもなく、淡々とお仕事をご指導して下さった上司・・・。